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空間認識を担う頭頂葉を鍛えればうっかりミスが減る

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頭頂葉は物の位置や方角の把握を担う

「ショッピングモールや駐車場で迷う」「パジャマのボタンを掛け間違える」「自動販売機にお金を入れるのに手間取る」「観光地に行っても目的地になかなかたどり着けない」「すれ違いざまに人とぶつかる」「車の車庫入れにかなり時間がかかる」。

みなさんの中にも、これらの悩みに直面している人が大変多いのではないでしょうか。

人間誰しも年を取れば、日常生活の中でこうしたちょっとしたミスが増えてくるものです。しかし、実は、それは単なる不注意ではなく、脳の頭頂葉が衰えている重大なサインかもしれません。

私たちの大脳は、前頭葉・頭頂菓・側頭葉・後頭葉の四つの部位に大別でき、このうち、頭頂葉は、物の位置や方角などの把握にかかわる部位です。

そのため、空間認識を担う頭頂葉の働きが低下すると、物と物の位置関係をつかみにくくなったり、方向感覚が鈍ったりして、先に述べたような現象が現れやすくなると考えられます。

道具をうまく使えず漢字も書けなくなる

そもそも、認知症の代表であるアルツハイマー病を発症したときに最初に衰えるのは、側頭葉にある「海馬」という部位で、次に頭頂菓が障害されます。その結果、認知症の患者さんは、物忘れの増加に加えて、空間認識力が著しく低下して、以下のような症状が現れます。

①服をうまく着られない

ファスナーやボタンの掛け方がわからなくなり、寒くても服の前が開きっぱなしだったり、入浴をいやがったりします。これは、服を着る作業自体がおっくうになって起こる現象です。トイレで用足しはできても、服を着る動作に脳の処理が追いつかないので、トイレを出るのに時間がかかる場合もあります。

②道具をうまく使えない

ペットボトルのフタをあけられなくなり、包丁やハサミでフタでない部分に穴をあけようとします。また、ナイフとフォークの使い方がわからず食事ができなくなったり、靴を左右逆にはいたまま、歩いたりするようになります。

③徘徊に加え漢字が書けなくなる

奥行について想像しにくくなります。自分の部屋からトイレや居間に行くまでのルートがわからなくなり、家の中をグルグル回る行動を取ります。漢字を書くのにも奥行の感覚が必要なので、まとまりのない漢字を書いたりすることがあります。

本を回転させて何度も挑戦

このように、頭頂葉の衰えをほうっておけば、方向感覚が鈍るばかりか、日常生活に大きな支障をきたしかねません。そこで、空間認識を担う頭頂葉を鍛えるのに打ってつけなのが、「ナビ迷路」です。

ナビ迷路とは、マスの中の★から★までをすべての白マスを通るようにして、一筆書きで指でたどる脳トレです。
初級は5マス×5マス、中級は6マス×6マス、上級は7マス×7マスで、それぞれルートが1~4通りあります。

解答のルートが複数ある場合は、すべてのルートを見つけてください。各問題で10分以上続けてもわからなけれ
ばしばらく休憩して、再度チャレンジしましょう。

ナビ迷路を行うと、「どこをたどれば★に行き着けるのか」と思考をめぐらせます。このとき、ルートを予想しながら試行錯誤して考えることで、空問認識を担う頭頂葉が大いに活気づくのです。

ナビ迷路は、一度に大量に解くよりも、毎日少しずつ進めるほうが脳の活性化には役立ちます。そのため、一日につき、5問ほどを目安に行うといいでしょう。また、すべての問題を解き終えたら、本を90度または180度回転させたり、ゴールの★から逆順にたどったりして、何度も挑戦してみてください。

ナビ迷路で日常的に頭頂葉を鍛えれば、方向音痴や迷い道が改善したり、うっかりミスが減ったりするのが実感できるでしょう。

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