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「大豆セリン」で脳の働きが活性化し物忘れが改善

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体内では作ることができない成分

現在、世界中で脳の研究が盛んに行われており、ひどい物忘れや認知症(ボケ)は、年齢とともに脳の神経細胞の膜が硬くなり、老化することが一因ということがわかってきました。

その神経細胞の膜を軟らかくして若返らせる成分として注目されているのが、ホスファチジルセリンという細胞膜の強化栄養です。

ホスファチジルセリンとは、自然界の動植物の細胞膜に含まれるリン脂質(リンを含む脂質)の一つです。人間の場合は、60兆個あるといわれる細胞の一つひとつに含まれており、特に脳に多く存在しています。

ホスファチジルセリンは、私たちの体内では生成されず、毎日の食事から摂取しなければなりません。食品の中では豚肉や牛肉、鶏肉、卵などに含まれますが、中でも豊富に含まれているのが大豆です。

大豆から抽出されるホスファチジルセリンを「大豆セリン」と呼び、アメリカでは1990年代半ばから脳を元気にする健脳食として注目され、今なお高い人気を博しています。

栄養補助食品を利用するといい

脳の神経細胞の膜が大豆セリンを豊富に含み、軟らかい状態であれば、栄養を十分に取り込むことができるため、脳細胞内の老廃物が排出されて新陳代謝が活発になります。すると、セロトニンやドーパミンといった情報伝達物質の放出が盛んになって、情報伝達がスムーズになります。つまり、脳の働きが活性化するのです。

兵庫県尼崎中央病院では、認知症の患者さん7名に1日300mgの大豆セリンを8週間にわたってとってもらい、摂取前、2週間後、4週間後、8週間後に知能テストを行いました。

その結果、軽度の認知症では、摂取前と摂取2週間後で平均点が12・5点から23点にアップし、最終的には全員が正常に回復したのです。さらに2~4週間以内に83%の患者さんに精神の安定が見られ、問題行動が改善し、副作用も認められませんでした。

アメリカでは、加齢によって記憶障害が現れている患者さんに1日300mgの大豆セリンを12週間摂取してもらったところ、記憶力年齢が12歳若返ったという臨床データもあります。

大豆セリンは、大豆や大豆の加工食品からも摂取できますが、含まれている量が少ないため、食事からの必要量の確保は難しいといえます。市販の大豆セリンの栄養補助食品を利用するといいでしょう。軽度の認知症の改善や認知症を予防するなら、1日200~300mgを目安に摂取してください。

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