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物忘れ防止脳トレ

品物を暗記する脳トレで海馬を刺激し物忘れを防止できる

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神経細胞同士のつながりが強まる

「家のカギや携帯電話をよくなくす」「外出先でカギを閉めたか心配になる」「昨日の夕食の献立が思い出せない」「立ち上がったとたん、することを忘れてしまった」という経験に心当たりがありませんか。こうしたうっかり物忘れが頻繁に起こるようなら、脳の記憶中枢である「海馬」が衰えているサインと考えられます。

海馬とは、大脳の側頭葉の内側にあるタツノオトシゴ(海馬)のような形をした小さな器官で、記憶の司令塔としての重要な役割を担っています。

海馬は、主に短期の記憶を担っており、神経細胞どうしがシナプス(受容体)で結合して情報のネットワークを形成しています。そして、電気信号のやり取りで情報の伝達を行っています。

しかし、海馬が衰えると、シナプスの結合がうまく行われず、記憶のネットワークが形成されません。すると、記憶を一時的にとどめておけず、「あれ、なんだっけ、思い出せない」と物忘れをしててしまうのです。

海馬の神経細胞は高齢でも増やせる

実は海馬は、とてもデリケートな器官です。強いストレスを受けたり、脳の血流が不足したりすると、まっ先にその影響を受け、神経細胞がどんどん死滅してしまいます。すると、記憶の整理、固定といった作業が滞り、記憶力の低下につながります。

アルツハイマー型認知症の95%は、海馬の萎縮から始まるといわれているので、注意しなければなりません。

しかし、海馬は衰えやすい一方で、鍛えれば鍛えるほど強化できる器官でもあるのです。

一般に、脳の神経細胞は生まれたときが最も多く、20歳を過ぎると1秒問に1個くらいのペースでどんどん減っていくといわれています。ところが、海馬の神経細胞だけは例外です。

1997年の米国の研究で、70歳を過ぎても海馬の神経細胞は増えることが確認されました。海馬には、神経基幹細胞という神経細胞に成長する細胞の原型が存在し、高齢になっても神経細胞を増やしつづけられることがわかったのです。

3段階で記憶力を鍛える

では、海馬の神経細胞を増やすにはどうすればいいのでしょうか。それは、海馬に刺激をたくさん与えて鍛えればいいのです。

そこで、効果的な方法の一つとして、「リストアップ脳トレ」があります。

まず、誌面に描かれた複数の品物のイラストや文字のリストを記憶し、その後、簡単な計算問題や早口言葉といっ
た記憶したものとは無関係の作業を行います。

そして、ページをめくると覚えたイラストやリストが再び出てきます。その一部(もしくは全部)が隠されており、それがなんであったかを答えるというだけのトレーニングです。

リストアップ脳トレを行うと、物事を覚えるだけでなく、それを保持し、さらに整理して思い出すという記憶に必要な3段階の作業をまんべんなく行うことができるので、海馬の強化に大変役立ちます。

何度もくり返し毎日行えば、神経細胞問のネットワークが活発に働くようになり、最近の出来事をすぐに思い出せて、物忘れを減らすことができるでしょう。

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