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セロトニンが脳力を高める

セロトニン神経の覚醒が順調でないと、脳の働きが悪くなる

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覚醒時には脳全体にセロトニンがあふれている

セロトニン神経は、脳幹の真ん中にある「縫線核」にしかありませんが、このセロトニン神経は軸索を脳全体に伸ばしています。脳内には約150億個の神経細胞がありますが、縫線核にあるセロトニンの神経細胞はせいぜい数万個です。

その一個のセロトニン神経から数万の軸索が枝分かれしていて、大脳皮質をはじめ感情にかかわる大脳辺縁系、生存そのものにかかわる視床下部や脳幹、小脳、脊髄など、脳のほとんどの領域に結合しています。

セロトニン神経を木にたとえれば、軸索は蔓のようなもので、その蔓を脳全体に伸ばしているようなものです。そこからセロトニンを放出しているので、覚醒時には脳全体にセロトニンがあふれている状態です。

セロトニン神経には、目覚めている間、ほかの神経からの刺激がなくても、1秒間に2~3回という一定の頻度でインパルス信号を出し続けるという特徴があります。

セロトニン神経は脳全体に軸索を伸ばしセロトニンを出しているので、われわれが目覚めている間、脳内では一定の濃度でセロトニンが維持されることになります。

朝の目覚めは「車のアイドリング」

しかし、睡眠中、とくにレム睡眠(夢を見ているときの睡眠)ではまったくインパルスが停止します。

覚醒すると、セロトニン神経は低頻度で規則的なインパルスを出しはじめます。普通はいきなりセロトニン神経が活性化したレベルにはなりません。この状態は、車のアイドリング状態によくたとえられますが、エンジンをかけると低速でエンジン回転がかかるような状態です。

セロトニン神経の覚醒レベルが順調に上がっていかないと、車がエンストを起こすように、脳の働きが悪くなるわけです。

朝の目覚めがよく、セロトニン神経が順調に分泌されれば、車がエンストを起こさずにスムーズに走るように、私たちの心身の活動がスムーズにできるようになるのです。それはセロトニン神経が交感神経へ軸索を送って、交感神経を働かせるからです。

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