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セロトニンが脳力を高める

セロトニンは適度な量を保つ抑制回路がある

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つねに抑制がかかっている

セロトニン神経の特徴は、自己点検する装置を備えていることです。それが「セロトニン自己受容体(オートレセプター)」で、この働きによって、セロトニンが多すぎて、暴走することがないように、つねに抑制がかかっていて、適度な量に保たれています。

この自己抑制回路があるので、ドーパミンのように、上がりすぎて暴走することはありません。この暴走しないというセロトニンの性質が大切なのです。

「セロトニン自己受容体」は「セロトニントランスポーター」とは役割が違います。

「セロトニン自己受容体」は、神経末端ではなくセロトニン神経細胞自体にあります。もう一つ念のために断っておくと、放出されたセロトニンを受け取る側の「セロトニン受容体」とも違います。名前が似ているので混乱しないようにしてください。

セロトニン神経が活性化されないとうつになりやすくなる

つまり、セロトニン神経は、軸索をほかの神経の受容体だけでなく、自分自身にも送っていて、そこで活動レベルが一定に保たれるように調整しているのです。

セロトニン神経のインパルス発射の頻度は、セロトニン自己受容体のコントロールによるのです。

ところが、セロトニン自己受容体の数が多くなると、自己抑制が強く働きすぎるために、覚醒時のセロトニン神経の活動レベルが低い状態で保たれることになります。つまり、セロトニン神経が活性化された状態とは逆の状態になるわけです。

セロトニン神経が活性化されない状態が続くと、キレやすくなる、うつ傾向になるなど感情のコントロールが利かない、ストレスにうまく対処できない、あるいは、痛みに対する耐性が悪い、姿勢が悪いなどということが起こってきます。

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-セロトニンが脳力を高める

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