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本山式脳活体操で使われていなかった脳細胞が目覚める

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脳の機能がよみがえる

認知症やその予備軍の人は長時間運動をしても、疲れや痛みを感じません。結果、長い距離を徘徊したり、スクワットをいつまでも続けられるのです。

しかし、筋肉から脳に伝わる刺激は、体内を通って脳に直接働きかける刺激で、脳にとっては非常によい刺激です。この刺激が強ければ強いほど、脳は刺激を拾いやすくなり、感覚神経がつながりやすくなります。

本山式脳活体操で感覚神経がつながり、脳に刺激が届くと、脳には次の二つの作用がもたらされると、総合能力研究所所長・健康運動指導土の本山輝幸先生は考えています。

①脳細胞の代償作用

認知症はいろいろな原因で、脳細胞が死んだり、うまく働かなくなったりする病気です。しかし、脳の中には生き残っている細胞も多くあります。そこに筋肉からの刺激(痛みなど)が伝わると、残った細胞が死んだ細胞の代わりに働き始めます。この代償作用で、失われた機能が補われます。

②脳幹網様体への刺激

筋肉からの刺激は、脳に戻るときに脳幹という部位を通ります。脳幹には脳幹網様体という神経線維の集合体があり、生命活動の中枢を担っています。ここに強い筋刺激が加わると脳が覚醒し、使われていなかった脳細胞が目覚めるのです。

こうした二つの作用によって脳の機能がよみがえり、MCIや認知症が改善するのではないかと思われるのです。

下半身を鍛える運動が有効

では、どんな運動が脳には有効なのでしょうか。それはズバリ、下半身を鍛える運動です。

脳に伝わる筋刺激の大きさは、筋肉の太さに比例します。体の中で最も太くて大きな筋肉は、太ももとお尻の筋肉です。

その太もも(大腿四頭筋、大腿二頭筋、内転筋)とお尻の筋肉(大臀筋)を鍛えればよいのです。

通常は、週に一度の本山式脳活体操を2~3カ月続けると、効果を実感できます。早い人では、その日のうちに感覚神経がつながることもあります。

この感覚神経がつながっていないと、いくら筋トレや運動をしても、脳を活性化する効果は期待できません。

意識を集中させてトレーニングする

感覚神経がつながっているかどうかは、簡単なテストでわかります。

イスに浅く腰かけ、片方の足を水平より少し上に上げて10秒間キープします。太ももの前面の筋肉が痛くなれば問題はありませんが、痛みを感じないようなら感覚神経がつながっていない、すなわちMCIの可能性があります。

しかし、今痛みを感じなくても、脳括体操を続けるうちに、痛みを感じるようになるので、心配はいりません。痛みを感じるようになれば、物忘れなどのMCIの症状が改善するのに時間はかかりません。

感覚神経をつなぎやすくするコツは、鍛える筋肉に意識を集めることです。

・鍛える部分をよく見ながらトレーニングする

・鍛える部分を触ったりたたいたりした後でトレーニングをする

こうして意識を集中させてトレーニングすると、より多くの筋線維が稼働し、たくさんの電気信号が脳に送られて、感覚神経がつながりやすくなるのです。

筋肉から発信される痛みでなくてはならない

本山式脳括体操は、週に1回すれば十分です。あとの6日間で筋肉を休ませます。その間に筋肉が修復されます。

なお、ひざなどの関節を痛めている人は、無理をして行わないでください。紹介しているものの中から、行えるものを選ぶとよいでしょう。

本山式脳括体操の痛みは、関節から発せられるものではなく、筋肉から発信される痛みでなくてはなりません。それを間違えないでください。

最後に、階段を上るときも、太ももの前面を意識するかどうかで、脳括の効果がまったく違ってきます。お試しください。

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