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MCIの段階なら、本山式脳括体操で元に戻る可能性が非常に高い

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痛みの感覚がわかると認知機能も上がる

運動療法は、認知症の予防に効果があることが証明されています。その一方で、運動していても認知症を発症する人が後を絶ちません。なぜ、運動をしても、認知症になってしまうのか。それが本山先生には疑問でした。

6年ほど前、本山先生はあることに気づきました。脳が健康な人はスクワットを数回もすると太ももが痛くなっ
て続けられなくなりますが、MCIや認知症の人は何十回でもできるのです。

そのとき、本山先生の頭に浮かんだのは、高齢者の徘徊(認知症の症状の一つ)でした。認知症の患者さんは、体力もないのに何時間も歩き続けて遠くまで行ってしまうことがあります。

これは、いくら歩いても脳が疲れを感じないからです。何回もスクワットができるのも同じです。これは我慢強いわけでも筋力があるわけでもなく、「疲れた」「足が痛い」という感覚が脳に伝わっていないからです。

もし、筋肉から脳に感覚が伝われば、MCIにならないのではないか。そう考えた本山先生は、脳に感覚がつながるか、いろいろな運動で試してみました。そのの結果、唯一、つながったのが強めの筋トレだったのです。

健常者に近いレベルまで点数が上がる

本山式脳活体操をすると、それまでいくら運動をしても平気だった人が、「痛い」「疲れた」と言うようになります。

この痛みの感覚は、認知機能テストの結果と相関します。テストの点数が認知症レベルだった人が、本山式脳括体操で痛みを感じるようになると、健常者に近いレベルまで点数が上がるのです。

実際に、健常者とMCIの人に、週に1回、3カ月間本山式脳括体操をしてもらい、注意力や記憶力などの認知機能を調べたことがあります。すると、MCIの人はすべての項目で認知機能が戻っており、特に記憶力は153%も改善していました。

このように、MCIの段階なら、本山式脳括体操で元に戻る可能性が非常に高いのです。

本山式脳括体操で、なぜ認知機能が改善するのでしょうか。

人間には運動に関わる神経が二つあります。一つは運動神経、もう一つが感覚神経です。

運動神経は、筋肉を動かす神経です。体を動かすとき、脳の運動野から出た指令は、運動神経を通って筋肉に伝わります。一方の感覚神経は、末梢の感覚器官が受け取った刺激の信号を、脳に伝える神経です。

手足を動かすと、動かした筋肉には「痛い」「きつい」といった筋刺激が生じます。その信号が感覚神経を通って脳に戻るのです。

健康な人は、どちらも正常に機能していますが、MCIや認知症の人は、運動神経は正常ですが、感覚神経が脳につながっていない可能性があるのです。

この神経をつなげて、筋肉からの刺激を脳に与える。そして、その刺激で脳を活性化する。これが、本山式脳括体操の基本の考え方なのです。

→物忘れが減る!軽度認知障害も改善する「本山式脳活体操」

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