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1日にお茶を3杯飲めば、記憶力が向上!物忘れを防止できる

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緑茶そのものが認知症に効くか

全国のお茶の40%を生産する日本一の産地であり、消費量も日本一多い静岡県では、緑茶の健康効果に関する研究が盛んに行われています。

静岡県立大学薬学部教授・神経内科医師の山田浩先生は、10年以上にわたり緑茶の臨床研究(実際に人に対して行われる研究)に携わってきました。

山田先生は、これまで緑茶の吸入により院内感染が減ることや、緑茶でうがいを続けることでインフルエンザの予防効果が期待できることを、病院や老人ホーム、学校での臨床研究で確認しています。

そして2012年には、今後ますます増えることが予想される認知症への、緑茶の効果を確認する研究を行いました。

すでに、基礎研究では、緑茶のカテキン(緑茶の渋み成分のポリフェノール)やテアニン(緑茶の旨味成分のアミノ酸)が、脳の神経細胞の減少を止める、神経保護作用があることは確認されています。

山田先生たちが行った臨床研究は、緑茶の抽出物ではなく、緑茶そのものを摂取することで認知機能が改善されるだろうか、というものでした。

研究は、主任研究者である山田先生と大学院生らのチームと、緑茶飲料の製造販売会社・株式会社伊藤園の中央研究所、さらに、老人福祉施設・自十字ホーム(東京都東村山市)の田熊親方医師らとの共同研究で行われました。

3カ月後に記憶力が回復

参加者は、老人ホームに入居中の、平均年齢88歳の12人(男性2人・女性10人)です。

そのうち、脳血管型の認知症が8人、アルツハイマー型の認知症が3人、レビー小体型の認知症が1人。認知症患者の記憶力や言語能力を測定するミニメンタルステート検査(世界基準の認知症機能検査。30点満点で24点未満が認知症の基準)の結果が27点以下の、認知機能が低下している人たちです。

研究は、緑茶の粉末2gを1日に3回に分けて、お湯やおかゆに溶かし、3カ月間、摂取してもらいました。

緑茶の粉末2gに含まれるカテキン量は約227mg、テアニン量は42mgで、これは一般的なお茶の3杯程度の含有量です。

3カ月後にミニメンタルステート検査を実施したところ、12人の平均で15・3だった認知度が、17に上がりました。認知度が1・7ポイントも上昇したのです。

なかでも、短期間でものを記憶する「近似記憶」の検査結果が、試験前は2・0だったのが、試験後には3・2まで上がりました。

これは、記憶力が回復したことを表しており、88歳前後の高齢者で近似記憶がここまで有意に上がることは、そうありません。

1日に湯飲み茶わん3杯で効果が期待できる

ほかにも、血圧測定や血液検査もしましたが、血液中の中性脂肪値も有意に減少しました。

このように、1日約3杯程度の緑茶を飲むことで、記憶や言語能力といった認知症の症状が改善されることが確認されたわけです。

これは、あくまでも一つの目安ですが、煎茶、粉茶、芽茶などの緑茶を急須で入れて飲む場合は、1日に湯飲み茶わん3杯(約300ml)を飲むことで、そうした効果が期待できるでしょう。

普通の価格の茶葉を、普通の濃さで入れたもので十分、物忘れ防止の効果も期待できます。

市販のペットボトルの緑茶の場合は、家で急須で入れる場合に比べてカテキンの量が少ないので、2倍量の600mlを1日に飲むようにするといいでしょう。

山田先生も、朝は自宅で3杯、昼間は大学で2杯、夕食時に1杯と、1日に約6杯の緑茶を飲んでいます。

そのおかげでしょうか、57歳という実年齢よりも7~8歳若く見られることがあります。これも緑茶のおかげだと、先生は感じています。

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