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記憶にかかわる神経伝達物質を増やして物忘れを防止する「ニンニク油」

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刺激臭の成分が変化して健康効果を発揮

古くから世界中で健康増進に活用されてきた万能野菜といえば、多くの人がニンニクを思い浮かべるでしょう。

ニンニクの健康効果の中で、特に知られているのが抗ガン作用です。米国国立ガン研究所が抗ガン作用の大きい食品をランクづけした「デザイナーフーズピラミッド」でも、ニンニクは最上位にあげられています。

また、ニンニクは血液中に悪玉(LDL)コレステロールが増えるのを防ぎ、血栓(血液の塊)も生じにくくすることから、動脈硬化や脳梗塞の予防にも役立ちます。

こうした血液をサラサラにする働きは米国のロマリンダ大学で検証されており、ニンニクの抽出物を4~6カ月間、摂取する試験を行ったところ、血液中の悪玉コレステロールが約30%減っていたと発表しています。

では、これらの健康効果は、ニンニクのどのような成分によって発揮されるのでしょうか。ニンニクといえば独特の刺激臭を連想しますが、この刺激臭のもとになっているのは、アリシンというイオウ化合物です。

さらに、アリシンは温度の上昇や水・油による分解によって「アホエン」「アリルスルフィド類」といった成分に変化し、これらがさまざまな健康効果をもたらします。

アホエンの摂取後に記憶力が大幅向上

ニンニクの特効成分の一つであるアホエンは、アリシンが25~100度Cで加熱されたときに発生します。

また、アリルスルフィド類は、アリシンが水や油の中で分解されたときに生じる成分です(アリルスルフィド類は20種類以上ある)。

これまでの研究によって、アホエンとアリルスルフィド類には、抗ガン作用・血栓予防作用・疲労回復作用・抗菌作用・免疫増強作用・強肝作用なども認められていますが、脳活性化作用のあることもわかっています。

ある食品メーカーが行ったマウスの実験を紹介しましょう。

まず、丸いプールの真ん中に足つき場を置いてマウスを泳がせると、マウスはすぐに足つき場に到達し、その位置を記憶します。その後、薬で脳を萎縮させて痴呆状態にすると、マウスは足つき場の位置を忘れて到達しにくくなりました。

そこで、痴呆状態のマウスにアホエンを投与したところ記憶力が向上し、足つき場への到達時間が短縮。しかも、アホエンを与えた量に比例して、到達時間は大幅に短縮していったといいます。

これはアホエンが、学習や記憶にかかわるアセチルコリンという神経伝達物質(脳の神経細胞の間で情報をやり取りする物質)の量を増やすとともに、神経細胞の働きそのものを活性化させたと結論づけています。

また、アリルスルフィド類についても脳活性化作用があり、人間の脳の場合でも物忘れ防止や記憶力の改善が期待できるとのことです。

料理の仕上げに調味料として使う

アホエンとアリルスルフィド類を効率よくとるには、ニンニク油がおすすめです。くわしい作り方は別に紹介していますが、調理時は次の点に注意してください。

・油はオリーブ油(シソ油・アマ二油でも可)を使う。

・ニンニクはできるだけ細かく刻む。

・アリシンの蒸発を防ぐために、ニンニクを刻んだら素早くオリーブ油に入れる。

・ニンニクを温めているときに油をかきまぜない。

こうして作ったニンニク油をサラダにかけたり、スパゲティ・みそ汁・パンに小さじ一杯(5ml)ほど垂らした
りしてとるといいでしょう。ただし、ニンニク油を高温で調理すると、アホエンなどの有効成分が失われるので、料理の仕上げに調味料として使ってください。

なお、ニンニク油を作るのがめんどうな場合は、市販されているニンニク油の粒食品を利用してもいいでしょう。

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