老化で記憶の引き出しが開けにくくなって物忘れがひどくなる
「あれ? あの人の名前は何だったっけ」「あれはどこ? あれだよ、あれ」
年を取ると、こんな「あれ」が増えてくるものです。
こうした”あれあれ症候群”。中には認知症の兆候と思われるものもありますが、大半は単なる物忘れやど忘れ、いわば老化に伴う知力の自然な低下であることが多いようです。
私たちが何かをしようとするとき、脳はその作業に関する情報(記憶)の引き出しをいくつも用意しています。そして、必要に応じてその記憶の引き出しを開けることで、作業をスムーズかつ確実に進めることができるのです。
世界的に注目を集めている
例えば、カレーを作る場合でも、材料から、その分量、調理の手順、経験で培われたコツや秘伝。これらのすべてが記憶の引き出しに収められており、その一つ一つの引き出しを開けながら作業を進めることで、いつものカレーが完成するわけです。
ところが、経年疲労(老化)によって、これらの引き出しが開けにくくなると、一つ一つの記憶がスッスッと出なくなってきます。これが物忘れやど忘れとして現れるわけです。
こうした知力、記憶力の低下が気になりだした人にお勧めしたいのが、新しい健脳食品として世界的に注目を集めている「クリルオイル」です。
吸収率の高きで魚油を上回るパワーを発揮
海釣りをされる人なら、「オキアミ」というプランクトンの一種をご存じでしょう。
クリルオイルとは、この仲間のうち、南氷洋に生息する南極オキアミから抽出した脂質成分です。
クリルオイルにはDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)など、オメガ3脂肪酸と呼ばれる健康に有用な成分が含まれています。
DHAやEPAというと、イワシなどの青魚の魚油を思い出される方もいるでしょう。そのとおり、どちらも同じオメガ3ですが、ただ、両者には明らかな違いもあります。
それは、魚油タイプのオメガ3が中性脂肪と結びついたトリグリセリド結合型であるのに対し、クリルオイルはリン脂質と結びついたリン脂質結合型のオメガ3が多い点です。
リン脂質には親水性(水に溶けやすい性質)があるため、親油性である魚油タイプに比べて体内での吸収率が格段によくなります。
つまり、クリルオイルには、魚油で明らかにされたオメガ3の健康効果をそっくり踏襲しながら、吸収率の速さによって、それを上回るパワーを発揮することが期待できるわけです。