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いろいろな物忘れ防止法

クラシック音楽や虫の音などの高周波音が物忘れを防止する

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脳の働きを活性化させる「音楽療法」

近年、脳の働きを活性化させる訓練法として、パズルや音読、単純計算などの脳トレが人気になっています。このような脳活性法の中で埼玉医科大学教授の和合治久先生が特に注目しているのが、「音楽療法」です。

虫の音や小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、波の音などの「自然音」を耳にしたとき、私たちは落ち着いた気分になるものです。

実は、こうした自然音には、「高周波音」が含まれているという共通点があります。一般に、私たちが聴き取れる音域は、20ヘルツ~20,000ヘルツの周波数の範囲(可聴音域という)です。このうち、高周波音とは、おおよそ2,500ヘルツ以上の高い音域の音を指し、人間の脳を刺激すると考えられています。

音楽療法の生みの親であるフランスのトマティス博士は、音の周波数が人体に与える影響を調べています。それによると、大脳では8,000ヘルツ以上、延髄では4,000~6,000ヘルツの高周波音が刺激を与えやすいと報告されています。

虫の音やクラシック音楽には高周波が豊富

ちなみに、スズムシの「リーン、リーン」という鳴き声は約2,800ヘルツ、ウグイスの「ホーホケキョ」という鳴き声は約3,000ヘルツ、ウマオイの「スイッチョ」という鳴き声は10,000ヘルツ以上で、これらは高周波音に分類されます。

また、自然音以外では、モーツァルトなどのクラシック音楽に高周波音がふんだんに含まれています。ピアノの最も高い音は約4,000ヘルツ、バイオリンの高音は約3,800ヘルツもあり、これらの音が重なり合って生まれる音は約10,000ヘルツ以上になるので、クラシック音楽は高周波音の宝庫といっても過言ではありません。

和合先生は、このような高周波音を利用した音楽療法に注目し、脳をはじめとする生理的な健康効果について長年研究を続けています。

その研究の過程で、高周波音には心拍や血圧を安定させたり、自律神経(意志とは無関係に血管や内臓の働きを支配する神経)の働きを正したりする作用のあることがわかりました。

特に、自律神経の働きが正されると脳の癒し効果がもたらされて、認知力や思考力、集中力、記憶力がひときわアップする「明晰脳」になると考えられるのです。

副交感神経が優位になる時間が増える

ふつう、自律神経は交感神経(心身を活発に働かせる神経)と副交感神経(心身を休ませる神経)が、シーソーのように交互に優位になることで均衡を保っています。

しかし、ストレス社会に生きる現代人は交感神経が優位になりがちです。交感神経が高ぶると、血管が収縮して血圧が上昇したり、感情の起伏が激しくなって精神面が不安定になったり、免疫力(病原体から体を守る力)が乱れたりします。こうした自律神経の乱れは認知症やアレルギー病の原因になると指摘されています。

そこで、高周波音の豊富な自然音やクラシック音楽を聴く習慣を始めれば、副交感神経が優位になる時間が増え、交感神経に偏った自律神経の乱れが正されると考えられるのです。

認知症の人が聴いたら認知力が向上

実際に、高周波音を使った音楽療法の健康効果を調べる試験は国内外で行われ、認知症の改善効果も確認されています。

米国で行われた試験では、アルツハイマー病の74歳の女性にモーツァルートのピアノ曲を10分間聴いてもらったところ、空間や時間を認知する能力が大幅に改善したと報告されました。

国内では、アルツハイマー病の10人を対象に、音楽療法の効果を調べた結果、半数以上の人で集中力・言語力などが顕著に向上し、脳の活性化が認められたことが報告されています。さらに、和合先生自身も試験を行い、免疫力の向上作用やリラックス作用を確認しています。

免疫力の向上作用を調べた試験では、被験者にモーツァルトの曲を30分ほど聴いてもらいました。すると、病原体を退治する唾液中の免疫物質(IgA)や血液中のリンパ球(白血球の一種)が大幅に増えていたのです。

リラックス作用を調べた試験では、同じように音楽を聴いてもらったあと、血液中のホルモンの変化を調べました。その結果、ストレスを感じたときに新鮮されるコルチゾールというホルモンが大幅に減っており、心を落ち着かせる作用のあることがわかったのです。

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