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物忘れや不眠、イライラなどの症状を撃退するには、セロトニンを日常生活で増やすことが大切

投稿日:8月 25, 2017 更新日:

ストレスで脳の神経伝達物質が乱れる

過剰なストレスがかかると、脳疲れが起こり、物忘れや不眠、イライラなど、さまざまな症状が起こります。これについて、くわしく述べていきましょう。

私たちの脳内には、神経伝達物質というさまざまな情報を含む物質が放出され、多大な情報が伝わっていきます。神経伝達物質は、脳内の神経の先端から放出されて、次の神経細胞の受容体に結合し、情報を伝えていくのです。

この神経伝達物質は、外部の刺激、例えば怒りや恐怖、あるいは快・喜びなどの刺激で放出されるものが変わります。怒りや恐怖の刺激を感じたときには、主にノルアドレナリン神経からノルアドレナリンという神経伝達物質が、快・喜びの刺激を感じたときには、ドーパミン神経からドーパミンという神経伝達物質が放出されるのです。

通常、こうした外部の刺激を受けると、一時的にノルアドレナリンやドーパミンが脳内に大量に放出されたあと、しだいに放出量が減って、私たちは落ち着きを取り戻します。

しかし、外部の刺激が強すぎたりくり返したりした場合、ノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が大量に放出されたまま、放出量が減らなくなることがあります。

これがいわゆる脳疲れの状態で、脳疲れが続くと、脳内の情報伝達に異常が起こって、物忘れや不眠、イライラなどのさまざまな症状が起こりやすくなってしまうのです。

セロトニンはストレスを受け流す

実は、こうした脳疲れを防ぐのが、同じ神経伝達物質であるセロトニンです。セロトニンは、ほかの神経伝達物質とは違い、外部の刺激によって放出量が変わるものではありません。

常に一定量のセロトニンが、セロトニン神経から放出されていて、ノルアドレナリンやドーパミンの放出量を調整し、私たちの脳を平常に戻してくれるのです。

つまり、セロトニンは外部の刺激、いわゆるストレスを受け流す神経伝達物質といえます。そんなセロトニンは、親しみをこめて「リラックスホルモン」と呼ばれることもあります。

セロトニンは常に一定量が脳内に放出されていますが、その量は人によって違います。例えば、ストレスが簡単に受け流せない状況に置かれている人は、脳内のストレス中枢が興奮して脳内でのセロトニンの行ききが阻害され、結果的にセロトニンの放出量が少なくなります。

そのため、脳疲れ、ひいては物忘れや不眠、イライラなどの症状を撃退するには、セロトニンを日常生活で増やすことが大切になるのです。

→ストレスを受け流す神経伝達物質セロトニンを増やす「禅歩き」

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