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レシチンが手軽にたっぷりとれる一品としておすすめなのは卵がけ納豆

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実は脳にとっては不十分

レシチンは、いろいろな食品に含まれています。特に多く含まれるのは、卵黄(黄身の部分)と大豆です。大豆の場合、大豆を原料にした食品であれば、納豆や豆腐、豆乳、みそ、しょうゆなどあらゆるものにレシチンが含まれています。レシチンが手軽にたっぷりとれる一品としておすすめしたいのは、卵がけ納豆でしょう。

そのほか、ピーナッツやゴマ、チーズ、ウナギなどにレシチンが多く含まれています。

日常的に、こうした食品をよく食べてレシチンを補給してほしいものですが、実は脳にとっては不十分といえます。というのも、レシチンが多い食品を食べて、肝臓でアセチルコリンなどに分解されても、それが脳に届きにくいためです。

そもそも、私たちの脳には、脳にとって必要な成分だけが通れる「血液脳関門」という関所のようなものがあります。この血液脳関門を通れるのは、脂溶性(油に溶lナやすい性質)で低分子の物質だけで、レシチンから変化したアセチルコリンなども本来ならすんなりと取り入れられるべきです。

しかし、日常の食品に含まれるレシチンから分解されたアセチルコリンは分子が大きくて、血液脳関門をうまく通り抜けることができないのです。

低分子レシチンそのものが脳に働きかける

こうしたレシチンの弱点を克服したものが、低分子レシチン(正式な成分名をK-リゾレシチンという)です。低分子レシチンとは、レシチンの分子を半分以下の大きさにしたもの。肝臓で分解されてアセチルコリンなどになっても、その分子は通常より小さく、血液脳関門をたやすく通り抜けることができます。

また、低分子レシチンの場合、分子が小さいため、舌下吸収されると推測されています。舌下吸収とは、舌の下にある小血管から、粘膜を通じて栄養分が直接吸収されることです。

舌下吸収される可能性があるとされた理由は、米国のマサチューセッツ工科大学で行われたマウスの実験によります。実験で、低分子レシチンをとったら、その5分後から数時間にわたって、脳が落ち着いているときに現れる脳波のα波が増えたことが確かめられたのです。

わずか5分程度で、α波が増えたのは、舌下吸収されていること以外に考えられません。

ちなみに、鈴鹿医療科学大学大学院の研究グループも、低分子レシチンをマウスに与えたところ、10分後にはセロトニンなどの脳内ホルモンが増えたことを確認しています。この実験からは、低分子レシチンそのものが、脳に取り込まれ、脳でさまざまなホルモンを作るのに役立っているのではないか、と推測できます。

→レシチンこそ脳を活気づけて物忘れもウツも認知症も防ぐ驚くべき栄養素

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