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早口言葉が脳を効率よく刺激するトレーニングになる

投稿日:6月 12, 2017 更新日:

口の各部位をよく動かしながら発声する

脳の活性化に効果的なパワー音読ドリルの中で紹介するのが、発音しにくい語呂を素早く話す早口言葉です。

早口言葉は、平安時代から「早歌」「口ずさみ」「舌もじり」などと呼ばれ、庶民の間でも言葉遊びの一つとして親しまれてきました。実は、この早口言葉が脳を効率よく刺激するトレーニングになるのです。

早口言葉を行うときは、まずその意味を理解して、舌・唇・あご・のどを素早く正確に動かさなくてはいけません。口の各部位をよく動かしながら発声すると、前の記事でも述べたように、大脳の前頭前野・体性感覚野・運動野などで血流が大幅に促されるのです。

記憶力と認知力が最大で20%向上した

さらに、諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授の研究によれば、早口言葉によって血流が向上する脳の領域は、より広範囲に及ぶことが確認されています。

その報告では、ブローカ野(話したり文章を書いたりするときに使う言語中枢)、ウェルニッケ野(言葉の聞き取りと理解にかかわる領域)、46野(記憶を一時的に保存し、再び引き出す作業記憶にかかわる領域)、10野(行動の計画立案に携わり、意欲の保持にもかかわる領域)などの活性化が認められたといいます。

そのほかの研究でも、学生が早口言葉を毎日2~3分ずつ唱えるという試験を行った結果、記憶力と認知力が最大で20%向上したそうです。

はっきりと声に出し3回くり返すのが秘訣

最近は、早口言葉を認知症の予防プログラムに取り入れている病医院や介護施設も増えています。

例えば、和歌山県で行われている認知症予防教室では、健康な高齢者と軽度の認知障害のある高齢者を対象に、早口言葉の訓練を行っています。そして、教室の終了後に参加者の認知機能の変化を調べたところ、毎回、ほとんどの人に認知機能や記憶力の上昇を示す結果が得られたとのこと。

では、早口言葉を脳トレーニングとして行う場合、どのようなポイントに注意すればいいのか説明しましょう。

最初は、紙に書かれた言葉を目で追いながら、口を大きく開き、はっきりと声に出して3回読み上げることをくり返します。そして、正確にいえるようになったら、徐々に読むスピードを上げて、最終的には暗唱できるようにしましょう。

一回当たり2~3分を目安にして、家事や仕事の合間などに何回でも試し、徐々に難しい早口言葉にも挑戦してください。

早口言葉を自分で創作し、それを試してみることも脳のさまざまな部位を活性化するのに有効です。

→音読の効果を活用した脳トレ「パワー音読」で脳を活性化

→脳全体を活性化して、物忘れを防止する「リズム音読」

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