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50歳の主婦が東大に合格できたのは綿密に組んだ学習スケジュールと手帳の管理

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本番に弱い自分と決別するために東大を受験

昨年の春、安政真弓さんが50歳で東京大学に合格したときの心境は、高揚感というよりも「これで負い目なく人生を歩み出せる」という思いでした。

今から30年近く前の高校3年時に、安政さんは京都大学と早稲田大学を受験して不合格、1年後に東京大学を受けて不合格、2浪して再び東京大学に挑戦したものの、やはり不合格でした。

結局、早稲田大学に入学した安政さんは、それなりに大学生活を満喫し、結婚後はご主人や二人の息子たちと兵庫県姫路市で穏やかな日々を送っていました。

そんな安政さんが49歳で東大の再受験を決意したのは、次男が東大受験に失敗したのがきっかけでした。息子の不合格はもちろん残念でしたが、安政さん自身、何か忘れ物をしたまま今まで生きてきた、という思いがわき上がってきたのです。

かつての安政さんは、本番で自分の実力を100%発揮できないタイプだったといいます。模擬試験の成績はよくても本番の試験でうまくいかない、学生時代に打ち込んでいたコーラスも発表会の前日にカゼを引いて声が出ない…。

重大なチャレンジが目前に迫ると自信を喪失してしまう自分、その自己嫌悪を拭えないまま、今まで生きてきたような気がしたのです。

人生80年といわれる昨今、安政さんは、自信を失ったまま残りの30年を生きていくのは心残りでした。足りなかったのは、いざというときで、も、ひるまずに実力を発揮するための「自分には絶対にできるんだ!」という揺るぎない自信だったのです。

安政さんは、それを取り戻すために、もう一度東大を受験しようと決意しました。

手帳の学習記録を見ると自信が取り戻せた

安政さんが受験勉強を本格的に始めたのは、試験の8力月前からです。短期間で東大合格をめざす安政さんにとって不可欠だったのが、手帳の活用でした。

安政さんの勉強のやり方は、教科ごとに学習スケジュールを綿密に組むことから始まります。そのスケジュールを一つずつこなしながら自分の弱点を探り、復習の時間も組み込んでスケジュールを調整していきました。

特に重視したのは、予定を記入することよりも、達成したことの記録です。まず、優先的に勉強すべき学習計画を立てて、手帳にはそれをいつまでに終わらせるか予定を鉛筆で記入します。鉛筆で書くのは、予定の変更もあるからです。

そして、その予定が実行できたら鉛筆の記入を消し、達成した内容をボールペンで書き込みます。さらに、教科別に色を決めて、ボールペンで記入した上から色鉛筆でなぞりました。

色分けしておけば、どの教科にどれくらいの時間をかけたのかが一目瞭然で、各教科をバランスよく勉強できます。そして何より、きれいに色分けされた手帳を見返すことは、安政さんにとって満ち足りたひとときでした。

受験勉強を続けていた8カ月の間には、不安が募ったり、壁に突き当たったりしたこともあります。そんなときに、学習記録が書き込まれた手帳を見返すと「これだけ勉強したのだから大丈夫」と自信を取り戻すことができたのです。

結果、幸運にも安政さんが東大に合格したときは、本番に弱かった今までの自分から脱却し、新たな人生が眼前に広がったような気分でした。

勉強の進め方は50代の今のほうが断然効率的

東大受験も現在の生活も、家族の協力なしには実現しませんでした。安政さんは合格後に単身上京し、都内の寮で一人暮らしをしながら通学しています。昨年の春から次男が都内のほかの大学に通い、ご主人と長男は地元の姫路で二人暮らしです。

ご詩人は大らかで、家事全般ができる男性です。息子さんたちも独立独歩のタイプで、安政さんの東大受験を応援してくれました。安政さんは今、こうして学生生活を謳歌できるのも家族のおかげだと心から感謝しています。

大学に入学後も安政さんは時間の有効活用を心がけています。ダラダラと勉強せずに、終了時間を決めて集中的に勉強するのが今のスタイルです。当然、勉強に必要な記憶力や体力は、十代のときよりも衰えています。しかし、学習の優先順位のつけ方や時間の浪費を抑えるコツなど、勉強の進め方は50代の今のほうが断然、効率的です。

昔から新しいことを学ぶのが好きだった安政さんは、現在、大学の授業も含めて8カ国語を勉強しています。語学に限らず、勉強すればさまざまな発見があり、視野も広がります。できなかったことができるようになる、知らなかったことが理解できる、これは安政さんにとって大きな喜びであるとともに勉強の原動力にもなっています。

新しいことへの挑戦は、見えない糸でつながった縁をたぐり寄せるようなもので、それには年齢は無関係だと安政さん思ってます。興味があることに対して、まず一歩踏み出す-それが人生を豊かにしてくれる縁につながるのではないでしょうか。

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