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61歳で弁護士になれたのは「覚える内容を選ぶ」ことと勉強時間をきっちりと区切ること

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時間を味方にできるのが強み

7年前に61歳で弁護士になった渋谷区・神山昌子先生は、離婚・破産などの問題を中心に、さまざまな相談や事件を担当しています。多忙な日々を送っており、現在、抱えている案件も訴訟中や準備段階のものを含めて50件ほどに上ります。

そんな神山先生が、ほかの弁護士より少し長けている点があるとすれば、相談や交渉のさいに、じっくりと待てるところかもしれません。人の気持ちは変わります。

争いごとが起こった当初はカーッとなっていても、少し時間がたてば落ち着いてきます。ですから、少し待ったうえで、改めて交渉に臨むのです。このように時間を味方にできるところが年の功かな、と神山先生は思っています。

神山先生自身、離婚して子供を抱えながら生活していくために、保険外交貞や居酒屋の店員、チラシの投函など、さまざまな仕事と並行して司法試験の勉強に取り組みました。そういう経験が今、役に立っています。

実は、神山先生の依頼者(相談者)は、経済的に恵まれているとはいえない人がほとんどです。例えば、一人で子育てをしている女性が借金返済に窮して相談に訪れたとします。お金に因っている人の気持ちがよくわかるので、借金の理由など多くを開きません。

「子供が2人いて、この収入では借金するしかなかったよね」といった感じで気軽に相談を受けるようにしています。

パートを続けながら34歳で試験に初挑戦

そもそも、神山先生が司法試験に挑戦したきつかけの一つは、ご主人との離婚や、実父が連帯保証人になったために起こった借金問題で、法律に疎かったために苦い経験をしたからです。

また、離婚後は子供と実家に転がり込んだものの、教育費や生活費を稼がなければいけませんでした。とはいえ、割のいい仕事がそう簡単に見つかるわけもなく、とりあえずパートの仕事で生活の糧を得ていました。

そんなときに、たまたま法律の本を読む機会があり、法曹の世界に興味を持つようになったのです。そして、司法試験には年齢制限がなく、法職についたあとも男女差別のない仕事であると知り、司法試験に挑戦しょうと決心したのが34歳のときでした。

ご存じのとおり、司法試験はかなりの難関ですが、3年めで二次試験の短答式試験にまぐれで受かってしまいました。ひょっとすると、あと2年くらいで論文試験や口述試験にも合格できるのでは、と能天気に思っていたのですが、現実はそう甘くありません。

その後の10年間は短答式試験さえ受からなくなり、自信家の神山先生もあきらめかけました。それを思いとどめさせたのは、息子さんの励ましもありますが、最終的には「どうしても合格したい」という意地でした。

息子に引導を渡されるまで弁護士を続けたい

神山先生の競争相手の多くは、有名大学の法学部出身で記憶力もピークの若者です。パートで勉強時間に限りがあり、記憶力も徐々に低下してきた神山先生が、むやみに法律知識を覚えようとしても、彼らにかなうわけがなかったのです。

あるとき、東大在学中に司法試験に合格した人の話を聞いたのが、勉強法を変える契機になりました。それは、個人が記憶できる量は限られているので、まず「覚える内容を選ぶ」作業に専念することでした。つまり、覚える必要のないことはあえて無視して捨て去り、選んだものだけを集中して覚えるのです。

ところが、この選ぶ作業は試験の出題範囲を全体的に見通すことでもあるので、やたらと時間がかかります。神山先生の場合は、毎年7~8カ月かけて覚える内容を選び、それを小さなノートに書き込んで、一年の残りにそれらを覚えました。この方法を実践して以来、試験の成績も上がりだしたのです。

そのほか、パートから帰ったら缶ビールを一本飲んで家事モードに、熱いお茶を持って机に向かったら勉強モードに、というように、なんらかの儀式とセットにして頭を切り替え、仕事・家事・勉強の時間をきっちりと区切りました。

結局、23回も試験を受けつづけて弁護士になれたのは、これと決めたら突っ走ってしまう神山先生の楽天的でおっちょこちょいな性格が関係しているのでしょう。試験に落ちた直後でも「そのうち、なんとかなるさ」と思っていたのですから。

また、弁護士の仕事は定年がないので、少しでも長く続けるつもりです。ただし、周囲から「あの人にまかせて大丈夫?」と心配されるようになつったら、やめどきでしょう。長年、神山先生のことで心配をかけてきた息子さんに「そう感じたら正直にいってね」と頼んであり、引導を渡してもらうことにしているそうです。

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