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鼻の横を押すと脳の血流を高め、認知症や、パーキンソン病が改善する

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花粉症がきっかけで発見された「未知のツボ」

「鼻の横を軽く押すだけで、病気が治ります」

萩原カイロプラクティック院長で脳リハビリ医学研究所所長の萩原秀紀先生が、患者さんにそう言うと、たいていの人は驚き、疑い、そしてけげんな顔をします。

確かに、無理もありません。長年患っていた病気や、年のせいだとされてきた痛みに対して、目の前の治療家が、「鼻の横を押すだけで治る」というのですから。

その、鼻の横にある急所は、「天迎香(てんげいこう)」といいます。萩原先生が発見した未知のツボです。

20年前のある日のこと。

当時、萩原先生はひどい花粉症で、その鼻づまりを解消するために、鼻の穴の奥を自分で刺激していました。そのときうっかり、小鼻の横辺りを突いてしまったのです。それがきっかけですぐに鼻が通ったことで、この急所について研究するようになりました。

もともと、小鼻の横は、鼻症状に効く「迎香」というツボがあります。一般に、ツボの効果は、そのツボに対して垂直に刺激をすることで得られます。

脳の血流を高める可能性がある

しかし、萩原先生が見つけた急所は、迎香の少し上。そして垂直ではなく、「下から上に」刺激を加えることで最大の効果が得られるものでした。萩原先生は、その急所を、「迎香の上」「天からの授かり物」という意味も込め「天迎香」と名付けたのです。

当初は、主に花粉症の患者さんに、天迎香の刺激を試みていました。すると、鼻の症状が改善した患者さんに、ある変化が表れました。花粉症だけでなく、腰痛やひざ痛、頭痛や肩こり、便秘や不眠、高血圧まで、さまざまな病気や症状が解消されているではありませんか。

そんなあるとき、脳血管障害の後遺症に長年苦しんでおられた医師に天迎香を勧めてみたところ、頭痛や肩こり、眼精疲労が、その日のうちにスーッと消えてしまったそうです。てんかんの症状も起こらなくなったということでした。

その医師から、「天迎香への刺激は、脳の血流を高める可能性があるのではないか」という指摘がありましたが、やはりその指摘どおり、その後の萩原先生の治療では、脳血管障害、認知症、パーキンソン病、脳性マヒ、脊髄小脳変性症といった、脳の疾患に悩む患者さんの症状が改善していったのです。

専門医が科学的に証明

2009年には、脳の画像診断の専門医に依頼し、天迎香を刺激する前と、刺激した後の脳の様子を、科学的に測定してもらいました。その結果、意外なことがわかったのです。

天迎香を刺激した1分後には、大脳の前頭野、運動野、言語野といった、思考、身体バランス、言語にかかわるそれぞれの部分の血流量が増し、脳が広範囲にわたり高酸素状態(活性化)になっていることが確認できたのです。これ以外にも、いくつかの研究機関で測定を行いましたが、それぞれ同様に有意な結果が得られています。

萩原先生の経験則では、「天迎香は脳に効く」と考えていましたが、この作用機序を科学的に証明することができたわけです。

「天迎香」の押し方

ここであらためて、天迎香の押し方を紹介しましょう。

天迎香の位置は、小鼻の付け根にあるくぼんだところ(迎香のツボ)の、ほんの少し上にあります。皮膚に対し、下から上へ、45度の角度で押します。少し痛みを感じるポイントが目安です。

天迎香は、人さし持と薬指の指先の腹で刺激します。手を開いたときの指先の角度の関係から、人さし指と中指で押すよりも、人さし持と薬指で押すほうが効果的です。

皮膚に対し、下から上へ、45度の角度で天迎香を押しますが、そのさい、まぶたの上から眼球を触るかのように、優しいタッチで行うことがコツです。脳には、ソフトな刺激のほうが有効だからです。

7秒間軽く押してから、離す。これを2分間くり返します。最初の1週間は、1日に8回(1時間おきくらい)押します。2週間めからは、1日5回程度でOKです。

認知症やパーキンソン病を改改善する奇跡の急所「天迎香」。加齢や生活習慣によって老化した脳の若返りや、物忘れの改善も可能です。ぜひお試しください。

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