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物忘れの増加は前頭前野の衰えの証拠。それは単純計算をくり返すと鍛えられる

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短期記憶を担う前頭前野は衰えやすい

前頭前野とは、脳の前頭葉の前側の部位のことで、人間の脳全体の大きさの約30%を占めています。この前頭前野は、記憶したり、考えたり、計算したり、言葉をしやべったり、集中力を高めたりするときに使われます。

また、発明や芸術的な活動にかかわったり、人格や性格の形成を促したりすることにも関係している、と考えられています。こうしたことから、前頭前野は記憶のみならず感情や行動などの情報を引き出すという、「脳の司令塔」の役割を果たしているのです。

前頭前野がさまざまな情報を即座に引き出すことができるのは「短期記憶」をつかさどつているためです。この短期記憶は「脳のメモ帳」というべき能力で、何かを計画して行動するとき、情報を一時的に保管するために使われます。

例えば、夕食でカレーを作ろうと計画し、買い物に出るときのことを想像してください。きっと、頭の中で「カレールウ、豚肉、福神漬けを買おう」「ジャガイモとニンジンは家にあるから買わなくてもいい」といった段取りを組むはずです。

これらの記憶を生涯にわたって脳にとどめておく必要はありませんが、少なくとも買い物を終えるまで保持していなければなりません。こうした一時的な記憶が短期記憶なのです。

短期記憶に対し、自分の名前のように長く保持される記憶を長期記憶といいます。私たちは短期記憶と長期記憶をうまく使い分けて生活しているのです。

問題は、短期記憶を担う前頭前野は、脳の中でとりわけ衰えやすい部位であることでしょう。そのため、加齢により前頭前野が衰えて短期記憶をスムーズに引き出せなくなると、物忘れを招きやすいのです。

前頭前野は単純計算で鍛えられる

幸い、記憶力が衰えても意識的に脳を鍛えれば、何歳からでも回復が望めます。特に短期記憶の働きを回復させるなら、前頭前野を強化する脳のトレーニングが最も効果的です。

前頭前野は、簡単な単純計算をくり返すことによって、その働きを格段に高められることがわかっています。そこで、日本工学院八王子専門学校講師の中澤元喜先生は、前頭前野を効率的に鍛える訓練法として、「六角計算パズル」を考案しました。

これは、大きな円上にある六つの小さな円に書いてある単純計算の答えを出し、二組ある同じ答えの円を線で結び、二つの線が交わったところの数字を答えるという、パズルのような楽しい問題です。

六角計算パズルでは、計算の答えが得られるたびに、その答えを記憶し、解答を探していきます。ですから、六角計算パズルをくり返し行えば、前頭前野が鍛えられて短期記憶を引き出す働きが向上し、物忘れを減らすのに大変役立つと考えられるのです。

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