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物忘れ防止脳トレ

脳トレが物忘れや認知症の予防・改善に役立つ

投稿日:1月 27, 2017 更新日:

生活習慣の改善と脳トレで物忘れが防げる

何歳になっても脳の成長を促すために、生活習慣の見直しとともにぜひ挑戦してほしいのが、脳のトレーニング、すなわち脳トレです。脳トレを楽しみながら、脳に新しい刺激を常に与え、しかも「できた!」という達成感を得ることこそが脳にとって最大の報酬となり、脳の活性化につながります。

勧められている脳トレは、簡単な計算問題やパズル、手書き、絵描き、音読などで、脳の働きを活性化させることです。

脳トレで有名な、川島隆太先生たちの研究グループが提唱するスマート・エイジング(加齢を成長とプラスにとらえる年の重ね方)では、脳の知的活動を最も重要視していますが、脳に習慣的に知的刺激を与えれば、物忘れや認知症(ボケ)の予防・改善に大きな効果を得られることが、数々の研究・調査で明らかになっています。

簡単な計算、手書き、音読などを活用した脳トレプログラムを、中高年の人たちを中心に実践しており、脳の活性化に大きな成果を上げています。

脳トレで寝たきり状着から立ち直り意欲旺盛

まずは、そのプログラムの中から認知症の患者さんの脳機能改善を目的とした「学習寮法」の取り組みを紹介しましょう。

川島先生たちの学習療法では、音読と計算を中心とした学習を、スタッフの支援を受けながら行います。教材はギリギリの難しさに調整されており、これをやることで脳が鍛えられ、さまざまな認知機能の向上が期待できるのです。

学習療法を続けると、認知症による妄想や徘徊が見られなくなったり、行動意欲がわいてきたり、性格が明るく穏やかになったりする変化が現れます。

特筆すべきは、こうした変化が重い認知症の人にも現れたことです。中には、3年以上寝たきり状態だった85歳の女性が、学習療法を始めてから3カ月後に字が書けるようになり、一年後には意欲が旺盛になって「何かやりたい」と希望を示すまで回復した例があります。

これまで学習療法は、全国1200以上の介護施設で実施され、約12,000人の認知症の患者さんに症状の改善が認められています。

川島先生たちは、認知症を発症していない健康な人たちの脳機能の維持・向上を目的とした「脳の健康教室」という脳トレプログラムも用意しており、全国約400カ所の自治体で行われています。その評判は上々で、多くの参加者から効果を実感しているという声が寄せられています。

感想で最も多いのが「生活に張りが出た」(全体の50%)で、以下「意欲がわくようになった」(29%)、「気持ちが明るくなった」(27%)、「友人ができた」(25%)、「物忘れをしなくなった」(12%)と続きます。多くの人が脳の活性化の効果を得られたといえるでしょう。

軽度認知障害の9割が改善し認知症を防げた

脳トレのような知的刺激が、脳を健全に保ち、認知症の予防に役立つことは海外の研究でも明らかになっています。
米国アルバート・アインシュタイン大学医学部は、認知症でない75歳以上の男女469人を対象に、知的活動と認知症の発症の関連について5年以上にわたって追跡調査しました。ちなみに、調査期間中に124人が認知症を発症しました。

調査の結果、チェスやトランプなど知的刺激を伴うゲームで週2回以上遊ぶ人は、週1回以下の人に比べて、認知症の発症率が3分の1以下と非常に低いことがわかったのです。

さらに、本や新聞をよく読む人の認知症の発症率はそうでない人の65%、クロスワードパズルをよくする人はそうでない人の60%と、頭をよく使う人ほど認知機能が維持されやすいことが確認されました。

川島先生たちも、地域社会で健やかに在宅生活を送っている65歳以上の男女586人を対象に、さまざまな認知機能と生活習慣との関連について調べました。

すると、「新聞・雑誌・本を読む」「トランプや麻雀などのゲームをする」「美術館や博物館に行く」といった知的刺激に富んだ生活を送っている人ほど、認知機能が全般的に高いという結果が得られたのです。

加えて、この調査では軽度の認知機能障害なら、脳トレを行うことでほぼ正常な状態に回復できることもわかりました。

実をいうと、東北大学医学部が行った大規模追跡調査の結果では、軽度認知障害に陥った人の約2割は1年後に認知症を発症すると報告されていました。

それが、川島先生たちの行った調査で脳トレを試してもらったら、半年後に軽度認知障害の人の約9割は認知機能が正常化し、数年にわたってその状態を維持することができたのです。

以上のことから、脳トレには認知症を予防したり、改善に導いたりする効果が期待できます。ぜひ脳トレを毎日の習慣とし、物忘れや認知症の予防・改善に役立ててください。

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