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脳活性キューブパズルは海馬が強く刺激され集中力や意欲を高める

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海馬や頭頂葉を効率的に刺激するパズル

近年、記憶力の低下や認知症の予防に役立つ脳のトレーニングとして、図形を用いたパズル遊びが注目されています。そこで、ある健康雑誌で、介護施設でも活用するパズル遊びの「脳活性キューブパズル」が紹介されたところ、編集部には大きな反響が届いているそうです。

脳活性キューブパズルとは、小さな正方形が3~5個つながった7種の図形のピースを使い、示された形を作るパズルです。このパズルは、もともとは立体や平面を作る「イージーキューブ」をもとに考案されたもの。

脳活性キューブパズルでは、イージーキューブのうち平面を作成する問題のみに絞って出題しており、本格的なパズルでありながら高齢者でも取り組みやすい工夫が凝らされているのです。

そもそも、認知症の代表であるアルツハイマー病を発症したときに、最初に衰える脳の部位は「海馬」です。海馬は記銘力(新しく体験したことを覚える能力)や想起力(脳から記憶を引き出す能力)といった記憶にかかわる能力に深く関係しており、衰えると物忘れの増加を招きます。

衰えを防ぐのにうってつけ

次に衰えやすいのは空間認識をつかさどる「頭頂葉」です。頭頂葉は方向感覚や位置関係を認識する能力を司っているため、衰えると道に迷ったり道具をうまく使えなかったりするといった症状が起こります。

そこで、海馬や頭頂葉の衰えを防ぐのにうってつけなのが、脳活性キューブパズルです。

脳活性キューブパズルを行うと、「どこにどの図形が当てはまるか」と思考をめぐらせます。そのとき、図形を記憶したり、図形の位置を認識したりするので、海馬や頭頂葉が強く刺激されます。また、図形を手で動かすことで、脳の運動野(体を動かすときに指令を出す脳の領域)も大いに使います。

さらに、脳活性キューブパズルは、正解数が多く完成までのイメージがしやすいことも優れた点です。そのため、くり返し取り組めるほか、誰でも正解を導くことができ、達成感も得られやすいので、集中力や意欲を高める効果も期待できるのです。

認知症の症状が改善した例

では、ある介護施設を利用している人の中で、脳活性キューブパズルを行って認知症の症状が改善した例を紹介しましょう。

Aさん(76歳・男性)は、脳血管性認知症(脳梗塞などが原因で起こる認知症)を患っていました。感情のコントロールがうまくできなくなり、暴言や意欲の低下などの症状があり、レクリエーションにも参加していませんでした。

そこで施設の職員さんたちは、Aさんに脳活性キューブパズルを行うようにすすめてみました。最初のうちは全く興味を示さなかったAさんでしたが、ある日、初級の問題を三問ほど解いたことをきっかけに、毎日、脳活性キューブパズルを行うようになったのです。

意欲が増して社交性も向上

Aさんは日に日に集中して脳活性キューブパズルを楽しむようになり、しだいに意欲的な表情も見られるようになりました。そして、一カ月がたつと、以前に比べて感情のコントロールができるようになり、暴言などの症状も軽減していたのです。

そのうえAさんは社交的にもなり、ほかのレクリエーションにも積極的に参加するようになりました。

現在、脳活性キューブパズルは熊本県でマニュアル化され、全国500以上の介護施設(デイサービス、グループホーム、小規模多機能ハウスなども含む)や病医院で認知症を予防・改善するための脳のリハビリテーションに活用されています。

認知機能を調べるテストの点数も向上

また、認知症の疑いがあると診断された14人の高齢者に、週一回以上、脳活性キューブパズルなどを行ってもらい認知機能を調べるテスト(HDS-R)も行ってもらいました。その調査の結果、一年後には参加者のうち12人の点数が上がり、中には認知症の疑いがなくなった人もいたと報告されているのです。

以上のことから、脳活性キューブパズルは認知症の予防はもちろん、初期~中期の認知症の進行を抑えるのにも役立つ非常に優れた脳活性ドリルといえるでしょう。みなさんも、「楽しく元気に認知症予防」を合い言葉に、ぜひ、取り組んでみてください。

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