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物忘れ防止の食べ物・飲み物

脳の疲れによる物忘れは1日1.5リットルの水のみで改善できる

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水飲みで認知症の症状がめっきり減った

年とともに忘れっぼくなる人はおおぜいいます。この原因は、水分の摂取不足による脳疲れ、いわゆる意識力の低下にあるかもしれません。

こう考えられる理由として紹介したいのが、認知症と水分摂取の関係です。

国際医療福祉大学の竹内孝仁先生は、1973年から全国各地の特別養護老人ホームを回って、認知症介護の現場を見てきました。そのさい、水分の摂取不足で、発熱したり肺炎を起こしたり体が動かなくなったりするなど、さまざまな症状の起こることに気づきました。

そして、認知症の人に水分を多く飲ませるようにしたところ、認知症の症状がめっきり減って、例えば夜の徘徊がなくなったり、目の前の物を食べてしまう異食が治まったり、排尿障害が改善されておむつがはずせたりする人がおおぜいいたのです。

以降、全国の自治体から依頼されて、認知症の人がいる家族に対して水飲みを指導しています。その結果、どこの自治体でも約4カ月問、1日1.5リットルの水飲みをするようになると認知症患者さんの8割に明らかな変化が出てくるとのことでした。

具体的にいうと、「顔つきがしっかりしてきた」「粗暴さがなくなり、周りの人と笑顔で話せるようになった」などの報告が多くあります。

また、先にも述べたように、排尿障害が改善されておむつがはずせたり、徘徊・異食がなくなったりするという報告も多々あり、家族や介護の現場で働く人たち、そして患者さん本人にも喜ばれています。

水をよく飲む人ほど物忘れが少ない

こうしたことから、水飲みは中高年の物忘れにもいいことがわかります。

厳密にいうと、「物忘れ」と「認知症」は違います。認知症とは、その名のとおり、認知障害で引き起こされる病気で、「自分は今どこにいて、なぜここにいるのか、どうすればいいのか」といった認知力が低下し、混乱した状態をいいます。

記憶は認知の一部にかかわっていますが、記憶は認知のすべてではないので、「人の名前が思い出せない」などの物忘れと認知症は違います。認知というのは、総合力であり、記憶力はその一つです。

ただ、認知症も物忘れも、認知を支えている意識力の低下が関係して起こるのは間違いありません。意識力が低下してくると、脳が疲れてボーッとした物忘れしやすい状況になるし、意識力が極端に低下すると注意や興味、関心がなくなって認知の根底がくずれ、認知症が起こります。

そんな意識力に深くかかわるのが、社会心理的要因(その人が置かれている心理的環境)と身体的要因(体調)で、竹内先生が特に重視しているのが身体的要因のほうです。体調が悪いと、意識力は間違いなく低下します。

この体調を形成するのは、水・運動、食事、排便で、そのうち最重視したのが水というわけです。竹内先生の研究では、全身の水の1~2%、体重が50kgの人なら250~500mlの水が不足しただけで体調がくずれ、意識力が低下します。

物忘れと水飲みについての関係も、調べています。今から6年ほど前に鳥取県K町の老人クラブに協力してもらい、アンケート調査を行ったところ、水をよく飲んでいる人ほど、物忘れが少ないという結果が出ています。

つまり、物忘れも認知症も、水を飲むことで撃退できるといえるのです。

何かをしたあとに水を飲む習慣をつける

では、物忘れや認知症を撃退するためには、水をどのように飲めばいいでしょうか。

竹内先生は1日1.5リットルの水飲みをすすめています。この1.5リットルの水の中には、食事で補うスープやみそ汁などの水分は含みません。

とる水分としては、ただの水だけでく緑茶や紅茶コーヒー、白湯など、基本的にはなんでもいいでしょう。

ただし、利尿作用の強いアルコールはとる水分から除外してください。また、スポーツ飲料や果汁飲料など糖分を多く含む飲み物はできるだけ控えてほしいものです。

そして、水を1.5リットル飲むためには、水飲み習慣をつけることも重要です。というのも、私たちは年を取ると感覚機能が落ちるため、のどの渇きを感じにくくなります。そのため、朝起きてすぐはもちろんのこと、顔を洗う・トイレに行くなど、何かをしたあとに水を飲むという習慣をつけてほしいのです。

なお、外出するときも水筒やペットボトルを必ず持ち歩き、寝るときも枕元に飲み水を置くなど、手の届くところに飲み物を置いておくようにしてください。

もしも、認知症で本人が水を飲めないならば、家族や介護をする人が、時間を決めてみんなで水を飲むようにするなどの工夫をしてください。

ところで、みなさんの中には、水を1日1.5リットルも飲んだら、頻尿になってしまうと心配する人もいるでしょう。

しかし、水をたっぷり飲んだからといって、トイレが近くなることはまずありません。竹内先生が以前、水飲み運動をしたさい、夜、トイレに起きる回数を聞いたところ、回数が増えた人は約800人中、わずか2人だけでした。

こうしたことから、物忘れや認知症をなんとかしたいという人は、積極的に水を飲むようにしてください。

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