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脳の言語理解の中枢「側頭葉」を鍛えるには漢字を書くのがいい

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漢字を書くことが少なくなった

パソコンや携帯電話の急速な広まりには目を見張るものがあります。ここ数年では、パソコンの機能を備えたスマートフォンも登場し、大量の情報を簡単にやり取りできるようになりました。

みなさんの中にも、パソコンや携帯電話で文章やメールを書く人は多いと思います。入力した言葉が漢字にすぐに変換できるので、非常に便利です。

ただ、便利さに慣れてしまうと弊害も出てくるものです。パソコンや携帯電話の普及で、文字を手書きする習慣が激減し、特に漢字を書くことが少なくなりました。こうした傾向は、脳の言語理解の中枢ともいわれる「側頭葉」の衰えを招く危険を伴っています。

側頭葉とは脳の側面の下側に当たる部位で、特に左側の側頭葉から頭項葉に広がる「ウェルニッケ野」と呼ばれる領域は言語理解と密接にかかわっています。なお、側頭葉は、言語理解のほか、聴覚や記憶にも関係しています。

漢字を書くと側頭葉の広い範囲が活動する

側頭葉が衰えれば、言語を認識・理解する能力や記憶力の低下を招くことになります。実際、覚えていた漢字が書けなくなったという経験がある人は多いと思います。

側頭葉の衰えを改善するには、日ごろから側頭葉をよく使うのが一番です。その方法としておすすめなのが、漢字を書く習慣を身につけることです。

実は、ひらがな・カタカナの読み書きと漢字の読み書きとでは脳の使われ方が異なり、漢字の読み書きでは「左側頭葉後下部」という部位を含む、より広い範囲の側頭葉が活動します。つまり、漢字を書く習慣を身につければ、側頭葉を効率的に活動させ、衰えを改善する効果が得られるというわけです。

漢字を書くことは、側頭葉以外にも、脳の司令塔である「前頭前野」や記憶を司る「海馬」など、脳の広い範囲を鍛える効果もあるとわかっています。ふだんから文章を手書きしたり、漢字のクイズやパズルを解いた
りして、漢字を書く習慣を身につけましょう。

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