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ウオーキングや日記をつけるなどで脳を活性化し認知症・物忘れを予防

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65歳で8人に1人85歳では5人に1人

認知症とは、「脳がなんらかの原因によって本来の働きを失い、記憶や思考、判断力など二つ以上の知的機能に障害を生じ、社会生活ができなくなる状態」のことです。

原因となるのは、アルツハイマー病、脳血管型認知症、レビー小体型認知症などの病気です。認知症は、それらの病気の総称ともいえます。

高齢化に伴い、認知症患者は年々増え続けています。2015年に筑波大学・朝田隆教授が行った調査では、65歳以上の高齢者で、認知症の有病率は約14%。80歳で20%、90歳代では40%にも達します。

以前は、脳卒中が原因で起こる脳血管型認知症が多数を占めていましたが、1990年代後半からアルツハイマー病の患者が急増し、今では認知症の最大疾患となっています。筑波大の調査では、●65歳で8人に1人85歳では5人に1人でした。

65歳で8人に1人85歳では5人に1人

65歳以上の高齢者人口は現在、約3200万人。14%が認知症で、さらにそのうちの67%がアルツハイマー病と計算すれば、患者数は300万人です。

アルツハイマー病は発症すると、今のところ根本治療の方法がありません。ただし、ゆっくりと進行する病気で、最初に脳内に異変が生じ始めてから、症状として現れるまでに20~30年かかるといわれます。

しかし、90歳、100歳になっても認知症を発症しない人もいます。それは、認知症にならないような生き方、生活をしてきたからだとしか考えられません。

かつては「脳の細胞は再生しない」といわれましたが、今では脳の神経細胞も新生することがわかっています。運動をする、血流をよくする、脳を使うことによって、神経細胞が新生されることは、すでにさまざまな研究で報告されています。

気持ちいいと感じる運動が認知症を予防

さて、認知症で脳の働きが衰え始めたとき、最初に気付くのは本人、次に家族を含む周りの人です。問題のある異変を早く認識するためのサインに思い当たったら、食生活を含む日常生活をしっかり行う、運動する、病院へ行って検査を受ける、といった行動を起こしてください。

まず、運動の重要性について述べましょう。アルツハイマー病をはじめとする認知症の予防に、運動が有効との研究は数多くあります。

ウオーキングなどの有酸素運動は、脳の血流量を増すことがわかっていますし、脳血管型認知症につながるメタポリック・シンドローム対策にも有効です。1日30分、3km程度のウオーキングをお勧めします。

大事なことは「体を動かすのが気持ちいい」と感じることと、心肺機能を若いときと同じように保つことです。

動物実験では、記憶をつかさどる脳の海馬の神経細胞が運動によって新生するとの報告もあります。ただし、強制的にやらせた運動では効果がなく、動物が自発的に運動できるような環境をつくった場合に、この効果が見られたといいます。

睡眠も重要です。脳の老人斑を引き起こすたんばく質(βアミロイド)は、起きている間に増え、眠っているときに減るとわかっています。睡眠不足や睡眠障害は、認知症になるリスクを高くすると考えられます。

また、30分ほどの短時間の昼寝は脳を活性化させることがわっており、お勧めです。一方、60分以上の昼寝は夜の睡眠の質を低下させ、アルツハイマー病のリスクを高めるといわれています。

活動的に生きている人ほど認知症になりにくい

そして、日常生活の中で脳をよく使うこと、ストレスをためないことを心掛けましょう。

日記をつけることは、記憶にかかわる作業で、脳の働きを活発にさせるのでお勧めです。

新聞や本を読んで、内容について自分の意見や感想を文章にして書くのもいいでしょう。読むというインプットだけでなく、感想を記すというアウトプットもする。これが脳の活性化に有効なのです。また、黙読ではなく、声に出して音読するのもアウトプットになり、脳の活性化につながるでしょう。

楽しめる趣味を持ったり、積極的に新しい場所へ出かけたり、人と会ったりすることも大切です。海外の研究では、社会的交流が少なく、孤独感を強く感じている人は、認知症になるリスクが2倍になると報告されています。総じて、人生を前向きに、活動的に生きている人ほど、認知症になりにくいといえるでしょう。

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